【ネタバレ注意】仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判【感想】

【ネタバレ注意】仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判【感想】

待ちに待ったアマゾンズの完結編がやっと観られる!ということで公開初日に映画館へ駆け込みました。

都会の方では絶好のトラロック日和だったみたいですが、私の地域ではトラロックは発令されていなかったので大丈夫でした。(渾身のアマゾンギャグ)

公開初日ということもあって人はそれなりにいました。こちらではtwitterで言われてるほど子供連れはいませんでしたね。大半はおじさんでした。アベックで観に来た人達なら多少いたけど私の隣の席の方は天ヶ崎恋ばりの濃い顔立ちのおじさまでございました。

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感想

悠と仁の決着

今回の映画はアマゾンズ2大ライダーの悠と仁の戦いの「決着」に重きを置いていました。

シーズン2で登場した仁の息子の千翼は既に倒され、残されたアマゾンは2匹だけ。

シーズン1の原点回帰のような作品ですが、シーズン2までを通して進化(?)した2体のアマゾンと、それを付け狙う4C、悠に加担する駆除班&美月と、シーズン1と比べてはっきり様変わりした関係性で物語は進んでいきました。

アマゾンも守るし人も襲わないという悠と、アマゾンは誰であろうと絶対殺すマンの仁…どこまで行っても主張はぶつかり合ってて、やっぱり必ずどちらかの主張を通すために戦わなきゃいけないわけで…

タイトルにもある「最後ノ審判」というのは、悠と仁に審判が下され、惹いては今後の人類とアマゾンの在り方が決定付けられてしまう。そういう事なのだと解釈していましたが、さすがにちょっと捻りを入れてきていますね。

悠は人間を喰らったアマゾンのムクを喰らい、仁はアマゾンの肉を喰らった人間の御堂を殺した事でお互いが示した線引きを破ってしまい、最早ただの獣と化した2匹への「最後ノ審判」として仁は死亡し、悠は仁という人間を殺した更なる罪を背負って生き続ける事になりました。

審判というよりは最早天罰に近い悲しい幕切れとなりましたが、果たしてこの世界の人間とアマゾンはこのまま静かに生活が出来るのでしょうか?

悠が勝利した事がこの世界にとって正解の道ではないのかもしれないとしても、もう事実として受け入れるしか無いのでしょう。

まるで理不尽な災害のような言い草かもしれませんが、実際のところ悠の線引きは「悠が守りたいと思った奴を守りたい」という非常に利己的なもので、言ってしまえば悠の気分次第で守るか殺すかを決められてしまう世界になったとも解釈出来ます。

だって仁がいなくなった今、誰が悠を止められるんですか?

ただ美月という最後のリミッターが存在する以上、そんなにすぐ最悪の事態が訪れるという訳では無さそうです。

肉の味を知ってしまい、人間を殺す事も経験した悠が人類に牙を剥く可能性は、とてもじゃないけど0とは言い切れませんよね…

悠に下された審判は「生きる事」。そして生きるという事は誰かの命を喰らうと言う事。人間の立場からすれば、ただただ暴走しない事を祈るばかりです。

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みんなおいでよ!アマゾン牧場!

まるで耳を疑うパワーワード「アマゾン牧場」

シーズン1では人間をハンバーグにしてアマゾンに提供していた店がありましたが、今回はその逆…人間がアマゾンを造り、草食として育成、人間の元へ出荷し「人肉ハンバーグ」ならぬ「アマゾン肉ステーキ」を提供する狂気極まりない計画でした。

人間はどうあっても食物連鎖の頂点でなければならない。そう主張するかのような凄まじい計画でしたが、出荷直後のムクが抵抗して調理師と購入した政治家を殺害したことで頓挫しました。

なんというか…アマゾン達が抵抗したときの対策は考えてなかったんですかね?

草食だから肉を食べないと?家畜としてのプロセスを教育してるから反抗しないと?

局長さん、シーズン2の記憶抜け落ちてません?千翼とイユを見てもまだビジネスとして利用しようとする気概はまあ、凄いけど…

しかしこのアマゾン牧場、やってる事自体はシーズン1での悠を養殖する令華さんと同じ発想なんですよね…

人間が勝手にアマゾンを造り、兵器運用したり食糧にしたり…人間の内面のほうがよっぽど化け物染みてて恐ろしい。会長に言わせれば、ここまで汚く逞しく進化し生きてきたからこそ、人類はこの世界で繁栄したという事であり、人間側からすればこの発想は正しいのでしょう。

何故なら人間にとって得だから。人間の法にも触れていないし、事情を知らない赤の他人からすればアマゾンなんて危険な生物は絶滅か養殖したほうが絶対に良いからです。

橘局長も水澤令華も会長も、みんな人間側からすればまさしく「正義の味方」なのでしょう。

アマゾンを兵器として運用し、人間を守る力にしてくれてありがとう!アマゾンを家畜として育て、食糧にしてくれてありがとう!

これがこの世界の正義で…これを信じて疑わないのが人間です。

ただ「生きたい」と願うアマゾンと、アマゾンをあらゆる手段で駆逐し利用する人間、

さあどっちが正しいと思いますか!?という事を投げかける作品ですが…こんなものに答えなんてある訳ないし、人権問題にまで発展するような危ないテーマを掲げるアマゾンズという作品に、私はただただ脱帽です。

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オメガとアルファとネオアルファ

かつてスーパー戦隊シリーズ、忍風戦隊ハリケンジャーでクールな追加戦士、うんk…クワガライジャーを演じた姜暢雄さんが仮面ライダーとして帰ってきました。

アルファの力を超えたネオアルファとして、仁ではなく御堂が変身した訳ですが…

仁という男は相変わらず強くならず、むしろどんどん色んなものを失ってますね。結局最後まで仮面ライダーアマゾンアルファのまま戦い抜きました。

ネオアルファはアルファと違い戦い方もスマート…というか、ほとんどガトリングチェーンソー頼りの戦い方でした。まあめっちゃ便利そうだし強いのは分かります。なんたって「蛇腹剣」「パイルバンカー」に並ぶ男の浪漫武器シリーズですからね(当社比)

無駄の少ないバトルスタイルもそうですが、施設のルールを徹底して守っていたり、変身前は上着を脱いだり、すごく几帳面な面が多く見られました。良くも悪くも人間臭いというか、日本人っぽいキャラ設定な印象でした。

オメガも前半はニューオメガとして何度か戦いましたが、仁との最後の戦いではアマゾンズレジスターを無理やり外し、再びオメガとして一騎打ちに望みます。

最後の戦いはまるでシーズン1最終回の海岸の一騎打ちを彷彿とさせる、血と泥にまみれた殴る刺す斬る抉るのボロボロの戦いでした。

前編通して出血量が半端ない作品なせいか、観終わった後はちょっと頭がクラっときた…

でもアルファのヘルメットから血がぴゅ~っとしてたのはなんだかシュールでした。

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それぞれの道

悠に敗れた仁は、七羽さんの幻覚の中で息を引き取り、丘の上でそれこそボロ雑巾のような死体を残して逝きました。

仁の細胞から造られた、仁の子供とも言うべきアマゾン牧場の子供達は、美月と共に新しい人生を歩んで行くでしょう。最後のシーンが「いただきます」なのがまた…

4C局長の橘さんは令華さんによって告発。黒崎に足を撃たれ、オーズではお馴染みの神尾アドリブ劇場で最期を迎えました。そして空いたトップの椅子には札森が就任予定。こいつはどこまでもブレませんね。

駆除班組も今回は犠牲者ゼロ。劇中では一切出て来てないけど、マモルくんとの絆は変わらずとても強かったです。あと何気に電磁ロープ使った新技開発してたのはびっくりでした。

悠は一線を越えたという自責の念で入水自殺を図りますが、美月の幻覚の説得で思い留まりました。これは悠が心のどこかで、というか生き物の本能として「生きたい」という願いがあって、美月の幻覚に代弁させたという事なのでしょうか?

自分の課した線引きも崩れ、居場所が無くなった悠は長く険しい坂を上りながら幕を閉じました。このシーンに合わせて「EAT, KILL ALL」(生きろ)を流すのも中々粋な演出でした。

生きろ……自分に言い聞かせてるんでしょうか?

「風を斬れ 咆哮(こえ)を枯らして 獣が嗤(わら)うこの街で」

「この世に生まれた事が消えない罪というなら 生きる事がそう背負いし罰だろう」

EDでは今までのED曲のワンコーラス部分が入る演出がありましたが、この歌詞が全て悠に繋がると考えると、これからの悠に重く圧し掛かるものの辛さは想像に難くないですね。

そして未だ人間側の代表として居続ける水澤令華と天条会長。もしも続編をするとしたらいよいよ黒幕として本格的に動きそうですが…ありえますかね?小説版ならなくはない…?

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まとめ

グロテスクで陰鬱な作品なのに映画化って大丈夫か!?と思いましたが、想像してたよりはマイルドでした。いや、シーズン2が飛び抜けてやばかっただけか…

私の総評としては文句なしです!

確かに色々と伏線のようなものが残ってはいますが、仁さんが倒されたこともあって、続きを作ろうと思ってもほとんど人間VS人間の話になっちゃう気がします。だからこそやるとしたら補完のような扱いで小説版を描いたほうが良いんじゃないかと。

てかこれ以上悠の罪を増やさないで欲しい…そっとしておこう

アマゾンズに限らず、こんな暗い感じのライダー作品をまた新しく作るのも良いんじゃないかと思います。この路線でも十分やっていけると証明されたわけだし…

何はともあれ、3年間本当に面白い作品をありがとうございました!

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